わたしのクマ研究

著:小池伸介
定価:(本体1300円+税)
判型・体裁:四六判/128ページ
発行年月:2017年8月
ISBN978-4-378-03919-0
NDC481

内容紹介

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ツキノワグマは、木の葉っぱや果実、アリやハチなどの昆虫、シカの死体など、いろんなものを食べている。だが、もっとも大切な食物は、秋になるドングリで、冬眠や出産をひかえるクマにとっては貴重な栄養源だ。ドングリが凶作の年には、クマは遠く離れたところまで食物をさがしにでかける。本書は、クマの生態調査・研究を、植物や森などいろいろな角度から、わかりやすく紹介。正しいクマの姿を伝えようとしている。

・目次
第1章 クマ研究 事始め

きっかけ/わたしとクマとの出会い/世界のクマ/ツキノワグマという動物/初めてのクマ調査/糞を採集する日々/糞を分析して見えてきたクマの食生活
第2章 足尾の山でのクマ研究
 新たなプロジェクト、新たな調査地、足尾の山/クマにとってのドングリ/毎年同じようには存在しないドングリ/クマの行動を追跡する方法/クマの捕獲が始まる/ドングリの量のはかり方/広く大きく動くクマ/ドングリへの強いこだわり/ドングリの凶作が意味すること
第3章 クマの食べ物の種類
旬の食べ物・葉っぱ/石をひっくり返すクマ/蛹を求めて/みんな同じものを食べているわけではない/はたして、クマによって食べ物は異なるのか
第4章 クマハギ
 クマハギとは?/林業とクマハギ/クマハギはいつ、どこで発生する?
第5章 これからのクマ研究
 新しい研究アプローチの試み/ロシア沿海州でのクマ調査/日本のクマの今

著者紹介

小池 伸介(こいけ しんすけ)
1979年名古屋市生まれ。東京農工大学大学院連合農学研究科修了。博士(農学)。現在、東京農工大学大学院農学研究院准教授。専門は生態学、とくに森林生態学、動物生態学。著書に『クマが樹に登ると―クマからはじまる森のつながり』(東海大学出版部)など。趣味は野湯めぐり、沢登り。

新刊

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    ちょっと変な仲間 編
  2. あこがれの図書館
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