濱野京子
絵：トミイマサコ
対象：小学校高学年から。
定価：1,650円（本体1,500円＋税10%）
発行年月：2024年1月
判型・体裁：四六判・上製 168ページ
ISBN：978-4-378-01565-1
Cコード：8093 NDC：913
内容紹介
「子どもの権利、守られてないじゃん！」
緑野小学校６年１組、金沢葉菜の一学期がはじまった。
同じクラスになった幼なじみの賢也や、親友の光咲、となりの席の紳、紀里佳といっしょに、新しい担任の先生のもと、これまでどおりの学校生活をすごしていくと思っていた。
ところが、なんだか、まわりのみんなの様子がおかしい。ふとしたことから葉菜は、クラスメートたちの悩みや苦しみを、つぎつぎに知ってしまう――。
父親の家庭内暴力、学校でのセクシャル・ハラスメント、母親からの干渉、女子を見くだす家族……。
ああ、知りたくなかった。気がつけば、みんなのいつもの毎日が、危機（クライシス）だった。
子どもの権利って何？ 大人は知ってるの？ 守られてないじゃん！
もう、がまんの限界―――ついに、子どもたちは声をあげる！
作者紹介
作：濱野京子（はまの・きょうこ）
熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』（講談社）でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』（ポプラ社）で坪田譲治文学賞を受賞。主な作品に『アカシア書店営業中！』『はじまりは一冊の本！』（以上あかね書房）、『with you』『空と大地に出会う夏』（以上くもん出版）、『Ｍガールズ』『金曜日のあたしたち』（以上静山社）、『野原できみとピクニック』（偕成社）、『シタマチ・レイクサイド・ロード』（ポプラ社）、『この川のむこうに君がいる』（理論社）などがある。
絵：トミイマサコ
埼玉県出身・東京都在住。イラストレーター。主な装画に「家守神」シリーズ（おおぎやなぎちか作／フレーベル館）、『コカチン 草原の姫、海原をゆく』(佐和みずえ作／静山社)、「妖怪コンビニ」シリーズ(令丈ヒロ子作／あすなろ書房)、『ふたりのラプソディー』(北ふうこ作／文研出版)、『虹色のパズル』(天川英人作／文研出版)ほか多数。
