村上しいこ
絵:相野谷由起
対象:小学校中学年から。
本文はすべてふりがな付き。
定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
発行年月:2022年12月
判型・体裁:A5判・上製 136ページ
ISBN:978-4-378-01561-3
Cコード:8093 NDC:913
・メディア情報
2023年2月15日 SLA学校図書館速報版2月15日号 「選定図書から」
内容紹介
ある日、おかあさんが、赤ちゃんねこをひろった。
飼うか、飼わないかで、おかあさんとおとうさんは大げんか。
「わたしが、がまんすれば、家族はうまくいく」
ずっとそう思っていたサチだけれど、
ちかごろなんだか、心がきゅうくつでたまらない。
そして、サチは、一歩ふみだす。
ちょっとずつでいい。本当の家族になるために―――
村上しいこが描く、家族のかたち、そして10歳のとまどいと勇気の物語。
作者紹介
作:村上しいこ(むらかみ・しいこ)
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』で第37回日本児童文学者協会新人賞受賞。
『うたうとは小さないのちひろいあげ』で第53回野間児童文芸賞受賞。
作品に『イーブン』『死にたい、ですか』(小学館)『みつばちと少年』(講談社)、『タブレット・チルドレン』(さ・え・ら書房)など多数。
松阪市ブランド大使。特定非営利活動法人《子どもの自立を支援する会・くれよん》顧問。
講演やワークショップなどの活動も精力的に行う。
絵: 相野谷 由起(あいのや ゆき)
絵本作家、イラストレーター。横浜市出身、多摩美術大学日本画専攻卒。
主な作品に『うさぎのさとうくん』シリーズ(小学館)、『世界で一番のねこ』(藤野恵美文・アリス館)、『くろねこちゃこのぼうけん』(日本マクドナルド)など。現在、黒猫の‘ちっちゃこ’と二人暮らし。