作:グニッラ・ルンドグレーン
訳:きただい えりこ
定価:本体1400円+税
判型・体裁:四六判/192ページ
発行年月:2016年1月
ISBN978-4-378-01517-0
NDC993
内容紹介
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ラミッツがたどった国と町
コソボからドイツに亡命してきたロマの両親のもと、ドイツで生まれ育ったラミッツは、サッカーやテレビゲームが好きな、ごくふつうの少年だった。そんなある日、移民局から届いた一通の手紙。それは、一家のドイツ永住許可申請を却下する通知だった。難民、強制送還、民族紛争、拉致、亡命、いわれのない差別、つぎつぎと襲いかかる過酷な運命……こうした現実が実際にあるということを、ロマの難民少年がみずから語った、実話にもとづく物語。
作者紹介
作者:グニッラ・ルンドグレーン(Gunilla Lundgren)
1942年、スウェーデンに生まれる。教師として働くかたわら、ロマ人の生徒たちをモデルにした物語を書き、作家としてデビュー。以来、主に移民や少数民族の人びとを取材した作品を多数発表している。その功績により、数々の賞を受賞。
訳者:きただい えりこ
1984年、埼玉県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。スウェーデンに留学し、児童文学を学ぶ。現在はスウェーデン児童文学の翻訳と紹介にたずさわる。よみうりカルチャー荻窪スウェーデン語講師。