ルクサナ・カーン
訳:もりうち すみこ
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/320ページ
対象:小学校高学年~大人
発行年月:2010年12月
ISBN978-4-378-01486-9
NDC933
内容紹介
9.11後のアフガンで力強く生きる少女の、実話に基づく感動の物語。
「もし、自分がうつくしくないと思ったら、少なくともよい人間にならなくちゃいけないよ。そうすれば、人はきっとみとめてくれるからね」
いつも、ジャミーラの母はそう言っていた。
でも、それは、けっしてたやすいことではない。とくに、信頼していたひとに突然裏切られたときには……。
母に死なれ、再婚した父に捨てられ、孤児院に入れられた信仰の厚い少女が、苦難をのりこえて自立していく姿を描いた感動作。
作者紹介
ルクサナ・カーン(Rukhsana Khan)
パキスタン、ラホールに生まれ、3歳の時カナダに移住する。イスラム社会をはじめ、さまざまな国際的なテーマで子どものための作品を発表し、講演活動をおこなっている。国内外の数々の賞を受賞し、本書では2009年の中東図書賞を受賞している。邦訳絵本に「バラ咲くじゅうたんのあるところ」(草炎社)。トロント在住。