監修:村田浩一
著:ベン・ホアー 絵:アジア・オーランド
訳:水野裕紀子
対象:小学校低学年から
定価:3,300円(本体3,000円+税10%)
発行年月:2024年10月
判型・体裁:A4変 80ページ
ISBN:978-4-378-02533-9
Cコード:8645 NDC:480
『生きものたちのスゴ技図鑑(全3巻)』セットはこちら。
内容紹介
動物の世界には、ほかの仲間とちょっとちがう「変わりもの」がたくさんいます。
変わりものといっても、人間が見てそう思うだけ。
みな生きていくために独自のスゴ技を身につけたのです。
水の中を歩く魚、木の上にすむカンガルー、空を飛ぶトカゲ――その多様性こそが、まさに自然界そのものなのです。
わたしたちの常識をくつがえす「ちょっと変な仲間」たちの、個性あふれるくらしぶりの数々をご紹介します!
ナマケモノの毛だらけの体は、ひとつの生態系になっています。1匹のナマケモノの体には、なんと、ナマケモノガが120匹もいるといいます!
ハゲワシの仲間は自然界のそうじ屋といわれ、動物の死がいを食べアサリます。このヒゲワシは、肉よりも骨のほうが好きという変りものです。
パンダは前足で竹をつかみ、むしゃむしゃと食べます。でも、クマの仲間は前足でじょうずに物をつかめないはず。じつはパンダには、「おまけの第6の指」があるのです。
もくじ
自然界は、おどろきに満ちている / ちょっと変でもいいじゃない! / 変なところにすむ仲間 / 南の島に、ペンギン!? / 地面の下でひっそりと生きるカエル / どんな水でもへっちゃら / このよろいは身を守るため!? / おとなになったら何になる? / 体の中に植物を! / もう1本、指があったら / 色で目立っています! / じつは、肉食系なんです / 好物は血と骨です / じつは、草食系なんです / 魚を狩るフクロウ / スイーツ、大好き / 聞いたこともない、ふしぎな音 / 暗やみでも、だいじょうぶ / ハチミツいろいろ / 夜だよ、おはよう / 子育ては、だいじな仕事 / 高く、遠くへ、飛べ! / やっぱり、地面の上がいちばん / 飛べない鳥たち / なんで、水の中にいるの!? / 魚だって、陸に出たい / 渚の変な仲間たち /水の中でも、歩いて進め! / ちょっと変だけど、ふたりは友だち / ナマケモノとガのふしぎな関係 / ネズミの女王さま / おそうじ、おねがいします / もはや、寄生どころじゃない / こら! 食いものどろぼう / 親でなくても、子は育つ / 毒で、敵をやっつける / 毒で、わが身を守る
監修:村田浩一(むらたこういち)
1952年神戸市生まれ。宮崎大学農学部獣医学科卒。横浜市立よこはま動物園ズーラシア園長。獣医師として勤務した神戸市立王子動物園時代から、野生動物医学や希少種の繁殖、コウノトリやライチョウの再導入等に関する研究に従事するとともに、動物園で「感じ、知り、学び、そして守る」ことの大切さを知ってもらうための活動をしている。
著:ベン・ホアー
科学ライター、エディター。著書に、 『うつくしすぎる世界の動物』『うつくしすぎる自然博物』(主婦の友社)などがある。
絵:アジア・オーランド
デジタル・アーティスト、イラストレーター、環境保護活動家。動物と人間、環境の調和をテーマにした作品を手がけている。
訳:水野裕紀子(みずのゆきこ)
国際基督教大学卒業(生物専攻)。訳書に『動物たちのカラフルコンテスト:世界中の色をあつめたら』『鳥になって感じてみよう』(化学同人)などがある。