監修:加藤三郎
環境文明研究所所長・NPO法人「環境文明21」顧問
対象:小学校高学年から。
定価:2,750円(本体2,500円+税10%)
発行年月:2023年5月
判型・体裁:B5判 40ページ
ISBN:978-4-378-02513-1
Cコード:8336 NDC:362
内容紹介
第3巻では、戦後復興をはたして経済と産業のリーダーとなった一方、「公害先進国」という不名誉をあたえられた日本の歴史をたどります。公害問題から環境問題へと変化した時代、環境政策に力を入れていく日本をふりかえります。
目次
1.公害問題の決着、新たな問題へ
公害国会――公害対策法、いっきに成立
環境庁、誕生
国連人間環境会議――ストックホルム会議
オイルショック――高度成長期の終わり
冷戦の終わりとグローバル化
グローバルな環境問題
新たな公害
ごみ処理の歴史 その1 江戸~昭和中期
2.世界に広がる環境問題
バブル経済と平成のはじまり
リオ地球サミット
環境基本法の成立
京都議定書
社会を“循環型”に
ごみ処理の歴史 その2 昭和後期~
質問.なぜ、昔はリサイクルをしなかったのか
監修者紹介
加藤三郎(かとう・さぶろう)
東京都生まれ。東京大学工学系大学院修士課程修了。
1966年に厚生省に入省し、発足したばかりの環境庁へ出向。以後、主に環境庁にて、公害・環境行政にたずさわる。1972年国連人間環境会議(ストックホルム会議)に準備段階から関わる。1973年OECD環境担当書記官、1990年環境庁地球環境部の初代部長に就任。1992年地球サミットに参加。環境基本法案の作成、地球温暖化対策などに関わったのち、1993年に退官。現在、認定NPO法人環境文明21顧問、株式会社環境文明研究所所長、日韓国際環境賞審査委員などを務める。
主な著書に、『危機の向こうの希望 環境立国の過去、現在、そして未来』(プレジデント社)、『環境の思想 「足るを知る」 生き方のススメ』(共著、プレジデント社)など多数。