ぼくに友だちがいない理由

作 小林史人

絵 kigimura

対象 小学校高学年から
定価 1,760円(本体1,600円+税10%)
仕様 四六判上製 208ページ
   タテ194*ヨコ138*厚さ18mm 300g
ISBN 978-4-378-01569-9
Cコード 8093 NDC 913


装丁 城所 潤(JUN KIDOKORO DESIGN)

内容紹介

「いやいやいや、ぼくはだいじょうぶだから」

ひとりで平気なんだけど、
なんかモヤモヤする、
いつもイライラしている――
そのもどかしさと、いらだちは、自分を知るための第一歩。
ひねくれ小五男子のわすれられない一学期の物語。

〈あらすじ〉
育人に友だちはいない。それでいい。一人が気楽だし、自分のペースを守れる。めんどうくさいことに関わるのはごめんだ。
高瀬小学校五年二組の一学期が始まった。気が荒いマコちゃん、世話のかかるさとる、ひそかに思いをよせる凪といっしょになったクラスは、いきなりトラブルだらけ。一人でいたい思いとうらはらに、育人はクラスで起きたいじめ事件に巻きこまれていく。
「なんで、ぼくばっかり……」
押しつけられるやっかいごと。むくわれない努力。たまりつづけるいらだち。
育人は、ついに―――


<もくじ>
1 ウサギ係は無理です
2 めんどくさくて悪かったな
3 宿題は自分でやらないと
4 アリノイエ
5 モンタのお尻は白かった
6 みんな、笑う
7 やめろ、マコちゃん!
8 ぼくは、悪くない
9 つむじが二つ
10 ババーンと解決?
11 うなれ! クソアタック!
12 ぼくたちの明日

作者紹介

作:小林史人(こばやし・ふみひと)
1970年、神奈川県生まれ。2018年秋より、児童文学の創作活動を始める。2021年、文溪堂・日本児童文学者協会共同企画の百物語第2期公募に入選。『1話ごとに近づく恐怖 百物語』(文溪堂)の一編として、『③ 嘆きの恐怖』に「泣き塔」が、『⑤ 畏怖の恐怖』に「御鏡凪」がそれぞれ所収される。単著としては、本作がデビュー作となる。
日本児童文学者協会会員。季節風会員。創作集団チームかぐら所属。

作:kigimura(キギムラ)
イラストレーター。1980年生まれ。神奈川県在住。2022年イラストレーション青山塾イラストレーション科(23期)修了。フォルムと配色にこだわったイラストレーションを制作。書籍の装画や挿絵の仕事を中心に活動するほか、個人での作品制作・発表も行っている。

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