作:リン・リード・バンクス
訳:杉田七重
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/296ページ
発行年月:2016年2月
ISBN978-4-378-01518-7
NDC933
内容紹介
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ローマ時代。市民たちの一番の娯楽は、コロセウムでおこなわれる剣闘士同士の命をかけた戦いと、遠い地から運ばれてきた動物たちの殺戮を見物することだった…。二頭の兄弟トラ……一方は皇帝の娘のペットとして育てられ、もう一方は闘技場で戦う人食いトラとして訓練された……の運命は?
そして、皇帝の娘とトラ使いの奴隷との許されざる恋の行方は?
作者紹介
作者:リン・リード・バンクス(Lynne Reid Banks)
1929年イギリスのロンドンに生まれる。作家になる前は女優やテレビ局のジャーナリストとしても活躍し、1962年にはイスラエルへ移住して北部のキブツ八年間教鞭を執っている。日本でも紹介された『リトルベア――小さなインディアンの秘密』(佑学社)に始まる「リトルベアーの冒険」シリーズは爆発的な人気を博して映画にもなった。2013年10月には、子どもの芸術に目覚ましい貢献をしたことでジェイムズ・マシュー・バリー(『ピーターパン』の作者)賞を授与されている。
訳者:杉田 七重(すぎた ななえ)
1963年東京都に生まれる。小学校の教師を経たのちに翻訳の世界に入り、英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野の作品を訳す。主な訳書に、『三千と一羽がうたう卵の歌』(さ・え・ら書房)、『時をつなぐおもちゃの犬』(あかね書房)、『不思議の国のアリス』(西村書店)、『小公女セーラ』、『小公子セドリック』、『クリスマス・キャロル』(角川書店)、『手紙 その消えゆく世界をたどる旅』(柏書房)がある。