文:ニコラ・デイビス
訳:もりうち すみこ
定価:本体1300円+税
判型・体裁:四六判/144ページ
発行年月:2015年12月
ISBN978-4-378-01516-3
NDC933
第28回読書感想画中央コンクール 小学校高学年の部 指定図書
内容紹介
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町で育ったイヌイットの少女スキ。曾祖母の暮らす極北の村で出会い、経験したものとは……ホッキョククジラは、イヌイットの暮らす北極圏最大の動物です。イヌイットは、自然への愛と尊敬を抱きながら、何百年ものあいだ、ホッキョククジラ猟を続けてきました。しかし、十七世紀に欧米で始まった捕鯨船での乱獲、今日の油田開発による海の汚染、気候変動などでホッキョククジラは絶滅の危機にさらされているのです。
作者紹介
作者:ニコラ・デイビス
子どもの頃からあらゆる動物に興味を持ち、イギリスのケンブリッジ大学で動物学を学ぶ。英国放送協会で野生動物の番組を担当した後、動物に関する絵本、児童書を次々に発表し、高い評価を得ている。日本で翻訳された作品には、本書のシリーズ『ゾウがとおる村』(さ・え・ら書房)、『北極熊ナヌーク』(BL出版)、『ちいさなちいさな めにみえない びせいぶつの せかい』(ゴブリン書房)などがある。イングランド在住。
挿絵:アナベル・ライト
イギリスのブライトン芸術大学で学ぶ。本の表紙、挿絵のほかにも、英米の新聞や雑誌のためのイラスト、舞台背景、広告から切手のデザインに至るまで、さまざまな分野で活躍。スコットランド在住。
訳者:もりうち すみこ
訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)、『おじいちゃんの手』(光村教育図書)が産経児童出版文化賞に選ばれる。ほかの訳書に『カンボジアの大地に生きて』『ゾウがとおる村』(共にさ・え・ら書房)、『消えた少年のひみつ』(国土社)、『おいしいケーキはミステリー!?』(あかね書房)、『リトル・パパ』(文研出版)、『トルネード!』(学研教育出版)などがある。
画家:吉川 聡子(よしかわ さとこ)
北海道生まれ。北海道教育大学で日本画を学ぶ。挿絵に『声をなくした紙しばい屋さん』(PHP研究所)、『ぼくは牛飼い』(さ・え・ら書房)、表紙画に『ゾウがとおる村』(さ・え・ら書房)、文庫版『ガラスの仮面』シリーズ(白泉社)、『本所深川謎解き控え―一番手柄―』(徳間文庫)などがある。