作:オトフリート・プロイスラー
絵:ヘルベルト・ホルツィング
訳:吉田 孝夫
定価:本体1700円+税
対象:小学校高~
判型・体裁:四六判/320ページ
発行年月:2011年12月
ISBN978-4-378-01494-4
NDC943
2012年「夏休みの本=緑陰図書」に選定されました。
内容紹介
ドイツ児童文学きっての語りの名手プロイスラーが、ふるさとの山の神さまリューベツァールの伝説を物語ります。舞台はヨーロッパ東部の大山脈リーゼンゲビルゲ。深い森に、山の頂に、はたまたふもとの村に、七変化のリューベツァールが現われます。この精霊がくりだす魔法のいたずらに、村びとや山の旅びとたちは泣いたり笑ったり――。
作者紹介
作者:オトフリート・プロイスラー (Otfried Preußler)
1923年、旧チェコスロヴァキアのボヘミア地方、リベレツ(ライヒェンベルク)に住むドイツ人の家に生まれる。ドイツを代表する児童文学作家。『大どろぼうホッツェンプロッツ』ほか多くの名作が、さまざまな世代に親しまれている。第二次世界大戦での過酷な捕虜体験をもつ。
画家:ヘルベルト・ホルツィング(Herbert Holzing)
1931年、ドイツのトリアーに生まれ、2000年、同地に没する。ドイツの著名な挿絵画家。プロイスラーとの共同作業はとりわけ評価が高く、『クラバート』、『大力ワーニャの冒険』、『かかしのトーマス』など数々の作品を手がけた。
訳者:吉田 孝夫(よしだ たかお)
1968年、鳥取県生まれ。ドイツ文学者。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学文学部准教授。