ウィリアム・カムクワンバ
ブライアン・ミーラー
絵:エリザベス・ズーノン 訳:さくまゆみこ
定価:本体1400円+税
対象:小学校低~
判型・体裁:29×23.5cm/32ページ
発行年月:2012年10月
ISBN978-4-378-04134-6
NDC933
光村図書 小学校国語5年 教材「私と本」付録「この本を読もう」掲載図書
・掲載
2022年「音のゆうびん」vol.141 (発行:カワイ音楽教室)
ウィリアムは、目をとじてかんがえました。
家のそばに、風車をつくったらどうかな?
風がふけば電気がつくれるから、
暗い夜でもあかりがつくよ。
アフリカのもっともまずしい国のひとつマラウィで生まれ育ったウィリアム少年は、図書館で出会った1冊の本を読んで、手づくりの風力発電に挑戦することを決め、実行に移した……真実の物語。
作者紹介
文:ウィリアム・カムクワンバ
1987 年に生まれ、マラウィ中部のウィンベの村で育つ。現在は、ニューハンプシャー州のハノーヴァーにあるダートマス大学の学生。米国各地やその他の国の会議や大学で講演もおこなっている。彼の活動は、マラウィ人による農村の経済発展や教育プロジェクトを支援するNPO「風車を動かすプロジェクト」に支えられている。
文:ブライアン・ミーラー
AP通信社の記者を経て作家になり、著書に『あらゆるものは生きるために戦う:コンゴの戦争と解放』(未訳)、ウィリアム・カムクワンバとの共著に『風をつかまえた少年』(邦訳は文藝春秋)がある。オースティンのテキサス大学でジャーナリズムを学び学位を取得している。ニューヨーク州ソーガティーズ在住。
絵:エリザベス・ズーノン
西アフリカのコートジボワールで育ち、ロード・アイランド・デザイン学校を卒業し、美術学士号を修得。絵本作品に、『ララ・サラーマ:タンザニアの子守唄』(パトリシア・マクラクラン文)などがある。ニューヨーク州オルバニー在住。
訳者:さくまゆみこ
東京生まれ。出版社勤務を経て現在はフリーの翻訳者・編集者。青山学院女子短期大学教授。著書に『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書は『ぼくはマサイ』(さ・え・ら書房)、『宇宙へのひみつの鍵』(岩崎書店)、『AはアフリカのA』(偕成社)、『わたしのひかり』(評論社)など多数。