語りつぐ者

作:パトリシア・ライリー・ギフ
訳:もりうち すみこ
装画:田島 董美

定価:本体1600円+税
対象:小学校高~
判型・体裁:四六判/269ページ
発行年月:2013年4月
ISBN978-4-378-01497-5
NDC933

第60回 青少年読書感想文全国コンクール 中学校の部 課題図書

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エリザベスは、ふと絵の中の少女の目を見た。
ごわごわした羊皮紙に描かれたズィーと呼ばれたその少女の目は、実際にはただの黒っぽいしみでしかない。
だが、その目のせいで、ズィーは、生き生きとした表情で親しげにこちらを見かえしているように見える。
200年後の語り手を得て、肖像画の少女が鮮やかによみがえる。

【物語について】
・おばさんの家の壁にかかっていた古びた少女の絵を見たとき、エリザベスはおどろいた。あまりにも、自分とそっくりな目鼻立ちだったから。絵の中の少女、それは、18世紀のアメリカ独立戦争時代に生きた、エリザベスの祖先だった。
・本書は、亡くなった母親の姉にあずけられた少女エリザベスの物語と、18世紀の開拓民の娘ズィーの物語が並行して進みます。読者は、このふたつの物語と、ふたりの少女がどこでどう結びつくのか……と思いながら読み進むでしょう。と、いつの間にか、舞台は独立戦争の真っ只中に置かれてしまう。そして感動の結末が……。
・この本の原題、「StoryTeller」は、主人公の少女エリザベスを指したものですが、作者のパトリシア・ライリー・ギフにぴったりだと思います。


作者/パトリシア・ライリー・ギフ(Patricia Reilly Giff)作者のあとがきはこちら
ニューヨーク市ブルックリン生まれ。20年間教師をしたのち、子どものための本を書き始め、60冊をこえる著作は広く子どもたちに読まれ愛されている。邦訳作品に『ノリー・ライアンの歌』、『リリー・モラハンのうそ』、『ホリス・ウッズの絵』(共にさ・え・ら書房)などがある。コネチカット州在住。

訳者/もりうち すみこ
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』 (さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる。他の訳書に『きみ、ひとりじゃない』 『漫画少年』 (共にさ・え・ら書房)、『スカーレット』(偕成社)、『ある日とつぜん、霊媒師』(朔北社)などがある。

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