新・地震をさぐる

著:島村英紀
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/231ページ
発行年月:2011年11月
ISBN978-4-378-03914-5
NDC453 

地震はいつくるか、どこにくるか、そのどちらもわからないうちにわたしたちをおそい、しかも、いままでそうであったように、これからも繰り返されるものです。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、想像を絶する被害をだしました。つぎの地震がおそってきたときに、地震について正しい知識をもっているかどうか、そして地震にそなえているかどうかで、被害はずいぶんちがったものになるはずです。本書は、地球物理学者が地震のしくみを、ていねいにわかりやすく紹介しています。

第1章 災害をひきおこす地震
●なぜ地震はこわいのか
●地震にたちむかう
●地震の大きさと被害
●兵庫県南部地震と鳥取県西部地震

第2章 地震はどこでおきるか
●地震におどろいた地震学者
●不公平な地震
●地震にうまった日本
●北太平洋の地震帯
●アメリカ大陸西岸
●大西洋・南太平洋・インド洋
●バンダ海から西へ、二〇〇四年スマトラ沖地震はここでおきた
●バンダ海から日本へ
●太平洋をかこむ地震帯

 第3章 プレートにおおわれる地球
●浅い地震・深い地震
●海底にのびる溝
●地震の帯と海溝
●地下七百キロの地震
●地震ののった「面」
●和達ゾーン
●とかれはじめたナゾ
●地球をおおうジグソーパズル
●プレート対プレート

第4章 プレートの誕生と死
●プレートの動きと地震
●新しく生まれる海底
●トランスフォーム断層
●ひろがる海底=紅海
●動くハワイ諸島
●プレートはなぜ動くか

 第5章 地震の正体
●あばれる大なまず
●断層の動き
●はねかえるプレート
●十メートルすべった断層
●地震のあとでつづく余震
●くりかえす地震
●断層のすべりかたと地震
●すべりの速さとひろがり
●地震をはかる尺度

 第6章 日本の地震
●日本には四つのプレートが
●ゆれかたのめやす=震度
●巨大地震のなわばり
●東北地方太平洋沖地震
●津波の速さと高さ
●「東海地震」と東南海地震と南海地震
●岬がもちあがる
●地震の巣、関東地方をおそった関東大地震
●ひろがる火の海

 第7章 地震の観測と研究の最前線
●地震の情報を集める
●地球を診察する地震計
●どうやって震源をきめる?
●地下構造を知る
●わたしたちがつくった海底地震計
●海底地震計のしくみ
●余震をさぐる
●大西洋の「歴史」をさぐる
●砂漠や南極や深海で

 第8章 地震予知はむずかしい
●地震予知はなぜ、むずかしい
●地震予知は天気予報とはちがう
●かつては「地震の前兆」が報告されていた
●なぜ、地震予知がむずかしいことがわかったか
●活断層とは
●活断層はどのくらい危険?
●東海地震がいずれおきる?それとも連動型大地震?
●緊急地震速報とは
●津波警報


【著者】島村 英紀(しまむら ひでき)
1941年東京生まれ。地球物理学者。武蔵野学院大学特任教授。前国立極地研究所長。文藝家協会会員。著書に『地球環境のしくみ』 (さ・え・ら書房)、『地球がわかる50話』(岩波ジュニア新書)、『地震と火山の島国–極北アイスランドで考えたこと』(産経児童出版文化賞、岩波ジュニア新書)、『深海にもぐる』(国土社)、『地震をさぐる』(日本科学読物賞、国土社)、『地球の腹と胸の内――地震研究の最前線と冒険譚』(講談社出版文化賞、情報センター出版局)、『公認 地震予知を疑う』(柏書房)など多数。また中学国語教科書に「深海に潜る」(東京書籍)、「かけがえのない地球」(教育出版)が採用された。島村英紀先生のWEBサイトはこちら


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