図書館ラクダがやってくる 子どもたちに本をとどける世界の活動

著:マーグリート・ルアーズ
訳:斉藤 規

定価:本体1400円+税
判型・体裁:26*21/32ページ
発行年月:2010年04月
ISBN978-4-378-04125-4
NDC015

2021年度 東京書籍 小学校「国語」5年「5年生の本だな」掲載図

 

内容紹介

作家で教育者のマーグリート・ルアーズは、世界中の図書館員に手紙を出し、各地の図書館の話を聞かせてほしいとたのみました。多くの図書館員やボランティアの人たちは、自らカメラをかまえ、彼らの移動図書館や本を受け取る子どもたちのうれしそうな笑顔を写真におさめて送ってくれました。それらの報告をまとめたのが、わたしたちをあたたかい気持ちにさせてくれるこの写真絵本です。この絵本はまた、本とその読者、そして図書館員たちにささげる賛辞でもあります。
彼らはなぜたいへんな苦労をして、本を箱につめてゾウの背中に乗せたり、バスで何百キロも旅して本をとどけたりするのでしょうか? その答えは、アゼルバイジャンのひとりの図書館員の言葉の中にあります。「移動図書館は、空気や水と同じくらい大切なものなのです」


著者紹介

著者:マーグリート・ルアーズ
マーグリート・ルアーズは、子どもの本や教材の作者。カナダのサイモン・フレーザー大学で教育学修士号を取得し、子どもの読み書き教育におけるテクノロジーの利用について研究した。多くの子どもの本の著者であるマーグリートは、「想像力をふくらませて、物語を思い描くのが大好き」。現在、多くの学校で作文を教え、また北米各地で、親や教師、図書館員向けの講演を行なっているが、一番好きなのは、子どもたちに読書の喜びを伝えることだという。オレゴン州、ユージーン市近郊在住。

訳者:斉藤 規(さいとう・ただし)
東京都生まれ。筑波大学附属高校教員。学校図書館学を大学で教えている。子どもの本に、『新しい国をつくる』(旬報社)、『生徒が議論した日本国憲法』、『正義とはなにか』、『福沢諭吉の勉強法』(以上、ポプラ社)がある。


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