囚われのアマル


作:アイシャ・サイード
訳:相良 倫子
定価:(本体1600円+税)
判型・体裁:四六判/256ページ
発行年月:2020年04月
ISBN978-4-378-01528-6
NDC933


・推薦図書
令和3年度 青少年読書感想文岡山県コンクール指定図書

・書評
2020年7月1日 毎日新聞(朝刊)「BOOK WATCHING」
・掲載
2021年「読んでごらん、おもしろいよ」(西宮市学校図書館協議会・中央図書館共催図書目録)


内容紹介

女、だから、ですか。
これが、ジェンダー問題の現実(リアル)。
マララ・ユスフザイさんに勇気をもらった作者が、
差別や偏見と闘っているすべての少女たちへおくる応援の物語(エール・ストーリー)

教師になることを夢みていた12歳の少女、アマル。ある日、その人生は一転する。
「なら、あんたの娘でいい」父親の借金のせいで、大地主一族の屋敷の使用人になり、自由も将来の夢もうばわれた。
屋敷でのいじめ、暴力、消えゆく希望、はなれゆく家族、友人。でも、アマルはあきらめなかった。
「こんな世の中、おかしい。あきらめたら、なにも変わらない」
自由をその手でつかみとるため、
アマル、反撃開始—

作者紹介

作者:アイシャ・サイード(Aisha Saeed)
パキスタン系アメリカ人。児童文学作家。子どもの多様性を書籍に反映させることを促進する非営利団体「We Need Diverse Books Campaign」の創立メンバー。本作(原題:Amal Unbound)は、ニューヨークタイムズのベストセラー入りを果たしたほか、ニューヨーク公共図書館の2018年ベストブックの一冊に選ばれた。現在は、夫、息子とともに、ジョージア州アトランタでくらす。

訳者:相良 倫子(さがら みちこ)
東京都生まれ。父親の仕事の関係で小学校から高校までの約10年間をフィリピンのマニラで過ごす。英会話学校、国際機関を経て、翻訳家に。訳書に『目で見る化学―111種の元素をさぐる』(さ・え・ら書房)、「ヒックとドラゴン」シリーズ(小峰書店)、「オリガミ・ヨーダの事件簿」シリーズ(徳間書店)などがある。


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