ポリぶくろ、1まい、すてた |
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ミランダ・ポール作 【ページ見本】 |
【内容】 プラスチックバッグ―日本でいうポリぶくろのゴミが、せかいじゅうでもんだいになっています。ポリぶくろはべんりでつかいやすいけれど、たくさんすてられて、たくさんのゴミになっています。このゴミはびょうきのもとになることがあります。このゴミをたべたどうぶつやさかなが、たくさんしんでいます。 アフリカのガンビアというくにに、アイサトという女の人がいました。アイサトがすてた1まいのポリぶくろ。やがてゴミは2まいになり、それが10まいに、ついには100まいになりました。アイサトはじぶんたちでなんとかしようと、なかまたちといっしょにたちあがりました。これからも、きれいな村でくらしていけるように― 環境とリサイクルに取り組んだ実在の女性、アイサト・シーセイの物語です。 ◆令和元年度茨城県優良図書 |
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【作者】ミランダ・ポール(Miranda Paul) 作者のミランダ・ポールは、小学生のときにシリアルの空き箱を美しいクリスマス飾りに作りかえてコンテストに優勝して以来、熱心にリサイクルに取り組んできました。彼女は今でもそんな工作をするのが大好きですが、現在はほとんどの時間を教育・執筆活動に費やしています。過去10年間、ミランダはボランティアの教師、フェアトレードとリテラシー(識字教育)の提唱者、フリーランスのジャーナリストなどの立場で西アフリカのガンビアを訪れています。彼女は、米国ウィスコンシン州グリーンベイで、夫と2人の子ども、10の本棚、100の新しいアイデアと共にくらしています。 【画家】エリザベス・ズーノン(Elizabeth Zunon) 画家のエリザベス・ズノンは西アフリカのコートジボワールで育ちました。小さいころ、彼女は絵を描いたり、自分でダンスを作ったり、おしゃれをするのが大好きでした。大人になっても、彼女の好みはまったく変わっていません! 彼女の仕事は、子どものころコートジボワールで出会った人びと、場所、物ごとの影響を大きく受けています。本書のイラストで、彼女はカラフルな紙のコレクションと使い古しのショッピングバッグを思う存分使いました。 【訳者】藤田 千枝(ふじた ちえ) 訳者の藤田千枝(ふじた・ちえ)は、子ども向きの科学の本を書いたり、翻訳したりしている。科学読物研究会会員。訳書に『周期表完全版―ゆかいな元素たち!―』(玉川大学出版部)、『ミイラになったブタ』(さ・え・ら書房)、原案に『まほうのコップ』(福音館書店)など。 |