この海を越えれば、わたしは



■この海を越えれば、わたしは

ローレン・ウォーク/作
中井はるの・中井川玲子/訳

定価:(本体1800円+税)
判型・体裁:四六判/384ページ
発行年月:2019年11月
ISBN978-4-378-01527-9
NDC933


【ページ見本】
【内容】
ペニキース島―かつてハンセン病患者の療養所があった島。
わたしが生まれたところかもしれない島。
生まれてすぐに海へ流された少女、クロウ。
ペニキース島で燃える火を見つけた、十二歳のその日、自分がどこから来たのか、なぜ流されたのか、突きとめるときがきたのだと決心した。
母親から残された謎の手紙と、ルビーの指輪の意味は、両親は、兄は、そして自分はだれなのか、手がかりをもとめて、クロウは海を越える。
たとえそれが、どんなにつらいことだとしても、知らずにはいられなかった……

『その年、わたしは嘘をおぼえた』の著者がおくる、せつなく、勇敢な、“ 自分さがし” の冒険ストーリー。2018年スコット・オデール賞受賞作。

【作者】ローレン・ウォーク(Lauren Wolk)
アメリカ、メリーランド州出身。大学を卒業後、ネイティブ・アメリカンに関する本の執筆や、英語教師、教育関係の編集を経て、2007 年より、ケープコッド文化センターのアソシエイト・ディレクター。詩人、視覚芸術家、作家。はじめて書いた児童書『その年、わたしは嘘をおぼえた(原題:Wolf Hollow)』(さ・え・ら書房)がニューベリー賞オナーブックに選ばれ、本作は二作目となる。自然を愛し、各地のトークイベントなどに積極的に参加している。現在はマサチューセッツ州ケープコッドで家族とくらす。

【訳者】中井はるの(なかい はるの)
東京都出身。絵本作家アシスタント、絵本教室の事務局などを経て、翻訳の傍らで児童書、国内外の子どもの書店、図書館を研究している。主な訳書は『グレッグのダメ日記』(ポプラ社)、『ちっちゃなサリーはみていたよ』(岩崎書店)、『難民になったねこクンクーシュ』『PEACE AND ME わたしの平和』(かもがわ出版)、『ドッグマン』(飛鳥新社)ほか、ディズニー映画のノベライズなど多数。

【訳者】中井川玲子(なかいがわ れいこ)
東京都出身。カリフォルニアでの子育てを通じて児童書にほれこみ、児童書翻訳の道へ。香港の児童書出版社の翻訳出版を手伝いながら広東語を勉強中。主な訳書に『クラシックおんがくのおやすみ絵本』『ポップアップスノーマンとスノードッグ』『世界の七大陸ぐるっと大冒険』『チャイコフスキーの白鳥の湖』『チャイコフスキーの眠れる森の美女』(大日本絵画)など。やまねこ翻訳クラブ会員。

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