子ガモのボタン


子ガモのボタン


■子ガモのボタン

ヘレン・ピータース文
エリー・スノードン絵
もりうち すみこ訳

定価:(本体1400円+税)
判型・体裁:四六版/196ページ
発行年月:2018年7月
ISBN978-4-378-01525-5
NDC933



【ページ見本】
【内容】
犬におそわれて命を落とした母ガモに代わって、ジャスミンは卵からかえった子ガモをけんめいに育てます。
数週間、順調に成長していくかに見えた子ガモでしたが……
農場を舞台にした少女と動物たちの心あたたまる物語。
【作者】ヘレン・ピータース(Helen Peters)
イギリス南東部、サセックスの昔ながらの農場で、家族と動物に囲まれ、泥んこになって育つ。子どものころは、よく本を読み、古い納屋で年じゅう友だちと劇をして遊んでいた。現在はロンドン郊外の海辺の町で、二人の子ども、二匹の猫と二匹のモルモット、一人の夫と暮らしている。
【画家】エリー・スノードン(EEllie Snowdon)
イギリス南西部、サウス・ウェールズで、手作りのウェルシュケーキに囲まれて育つ。子どものころから、母親の激励を受けて、本を読み、絵を描きつづけている。現在はロンドンに住んでいるが、描くためのエネルギー源として、毎週母親からウェルシュケーキが送られてくる。
【訳者】もりうち すみこ
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる。他の訳書に『三つの願い―パレスチナとイスラエルの子どもたち』、『九時の月』(共にさ・え・ら書房)、『スカーレット』(偕成社)、『ある日とつぜん、霊媒師』(朔北社)などがある。
 作者のヘレン・ピータースさんも、農場で育ちました。この作品を通して、今の子どもたちに農場の生活というものを知ってもらいたかったといっています。生き物を世話すること&育てることは、人間はもちろんのこと、ペットを含む動物たち、植物たちに対して愛情を持つこと、責任を持つことが大切だと感じさせてくれます。

前作『子ぶたのトリュフ』を見る

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