ヨハネスブルクへの旅 |
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ヨハネスブルクへの旅 ビヴァリー・ナイドゥー=作 もりうちすみこ=訳 橋本礼奈=画 定価:本体1300円+税 判型・体裁:四六判/120ページ 発行年月:2008年4月 ISBN978-4-378-01477-7 NDC933
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【内容】 「母さんをつれてこよう。でないと、ディネオは死んじゃう!」赤ん坊の妹が、重い病気になった。ナレディの心に、おさない妹を思って、不安がしのびこんでくる。 「つれてくるって、どうやって?」弟のティロは面くらっている。二人の母親は、300キロもはなれたヨハネスブルクにいて、住み込みで働いているのだ。 アパルトヘイト下の南アフリカ。黒人居留区に住む姉と妹が町へ旅をするあいだに、さまざまな矛盾に遭遇する。現在の社会や人間性についても、読み手の心に強く語りかける作品。 |
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【作者】ビヴァリー・ナイドゥー 1943年イギリス自治領南アフリカ連邦に生まれ、白人社会の一員として育った。大学時代に反アパルトヘイト運動に身を投じてとらわれ、8週間の獄中生活を送る。この体験による目覚めが彼女の作家としての姿勢を方向づけた。1965年イギリスに亡命。1985年、児童向け処女作『ヨハネスブルクへの旅』を発表。ペアレンツ・チョイス賞オナーブックなど英米で4つの賞を受賞。1989年の『炎の鎖をつないで』(偕成社)、2001年『真実の裏側』(めるくまーる)など。 |