ゾウがとおる村

ニコラ・デイビス

挿絵:アナベル・ライト 訳:もりうちすみこ 装画:吉川聡子

書誌情報

定価        本体1300円+税
対象        小学校中~
判型・体裁 四六判/136ページ
発行年月   2014年2月
ISBN      978-4-378-01514-9
NDC       933

2014年「夏休みの本(緑陰図書)」

内容紹介

とつぜん、低いうなり声が地面をゆるがしてひびいてきました。
ギョッとしてそちらをみると、ほんの二、三メートル先の枝葉のあいだに、灰色の壁のようなものが……。
いや、壁ではありません。生きているゾウです!インドゾウは、村や田んぼのそばでくらしています。いえ、もともとゾウがくらしていた森に人間たちがやってきて、木を切りたおして、村をつくったり田んぼをつくったりしたのです。……ゾウと人間、たがいになかよく生きることはできるのでしょうか。

作者紹介

作者:ニコラ・デイビス(Nicola Davies)
子どもの頃からあらゆる動物に興味を持ち、イギリスのケンブリッジ大学で動物学を学ぶ。英国放送協会で野生動物の番組を担当した後、動物に関する絵本、児童書を次々に発表し、高い評価を得ている。翻訳絵本に『Poo うんち』(フレーベル館)、『北極熊ナヌーク』(BL出版)などがある。イングランド在住。

挿絵:アナベル・ライト(Annabel Wright)
イギリスのブライトン芸術大学で学ぶ。本の表紙、挿絵のほかにも、英米の新聞や雑誌のためのイラスト、舞台背景、広告から切手のデザインに至るまで、さまざまな分野で活躍。スコットランド在住。

訳者:もりうち すみこ
訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)、『おじいちゃんの手』(光村教育図書)が産経児童出版文化賞に選ばれる。ほかの訳書に『ぼくはビースト』『ウィッティントン』(共にさ・え・ら書房)、『消えた少年のひみつ』(国土社)、『おいしいケーキはミステリー?!』(あかね書房)、『アキンボとアフリカゾウ』(文研出版)などがある。

装画:吉川 聡子(よしかわ さとこ)
北海道生まれ。北海道教育大学で日本画を学ぶ。作品に『声をなくした紙しばい屋さん』(PHP研究所)、文庫版『ガラスの仮面』シリーズ表紙画(白泉社)、『本所深川謎解き控え―一番手柄―』(徳間文庫)など。

新刊

  1. 生きものたちのスゴ技図鑑
    何しゃべってるの? 編
  2. 生きものたちのスゴ技図鑑
    食われてたまるか 編
  3. となりのきみのクライシス
  4. おとうさんは103さい
  5. G65
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