トマス・ジェファソン
本を愛し、集めた人




トマス・ジェファソン
本を愛し、集めた人

バーブ・ローゼンストック=文
ジョン・オブライエン=絵
渋谷 弘子=訳

定価:本体1400円+税
判型・体裁:23.5*23.5cm/32ページ
発行年月:2014年09月
ISBN978-4-378-04141ー4
NDC933

(内容サンプル)

【内容】

わたしは本なしでは生きていけない……
アメリカ独立宣言を書き起こしたトマス・ジェファソン(1743ー1826)は、また、本をこよなく愛した人でもありました。そんなジェファソンの半生を、彼の残した言葉とともにつづった伝記絵本です。


本がたくさんありすぎて、それをしまっておく図書館を作らなければならなくなるなんて考えられますか? でも、そういう人が実際にいたのです。トマス・ジェファソンです。子どものころから本を読むのが大好きだったジェファソンは、本を集めるのも好きで、はじめは数百冊、やがて数千冊の本を集めました! 動物、政治、自然、歴史と内容も様々なら、書かれている言語も英語、フランス語、ギリシャ語、ラテン語と様々でした。青年のころに本を集め始めたジェファソンは、生涯、本を集め続けました。そうして集めた本が首都ワシントンにある世界最大の図書館、アメリカ連邦議会図書館の基礎となりました。
著者のバーブ・ローゼンストックと画家のジョン・オブライエンは、アメリカ合衆国建国の父ジェファソンゆかりの図書館を訪ね、その生涯を明らかにしました。ふたりは専門家の力を借りながら、本とともに歩んだジェファソンの姿をみごとに描き出しました。生涯にわたって本を読み、学び、本を愛したジェファソンはまた、熱心に本を集めた人でもありました。

【文】 バーブ・ローゼンストック
シカゴで生まれる。大学卒業後、企業のマーケティング部門で働いたのち、教師を経て児童文学作家となる。主にノンフィクションの作品を書いている。家族(夫とふたりの息子)とともにシカゴに暮らす。本書がはじめての邦訳書。

【絵】 ジョン・オブライエン
1953年フィラデルフィアで生まれる。大学卒業後、画家として数多くの児童書のイラストを担当。また漫画家として、ニューヨーカー誌などにマンガを掲載し続けている。春と秋はニュージャージー州デルランで暮らし、夏は同じニュージャージー州ノースワイルドウッドの海岸でライフガードの活動をし、冬はフロリダ州マイアミで暮らす。邦訳書に『フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人』(さ・え・ら書房)などがある。

【訳】 渋谷弘子(しぶや・ひろこ)
東京教育大学文学部卒業。27年間群馬県の県立高校で英語を教えた後、翻訳を学ぶ。主な訳書に、『フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人』『ここがわたしのおうちです』(さ・え・ら書房)、『忘れないよリトル・ジョッシュ』(文研出版)、『席を立たなかったクローデット』『ジェドおじさんはとこやさん』(汐文社)などがある。群馬県在住。

 
 関連書籍
フィボナッチ
ダグニーズ/文
オブライエン/絵
渋谷弘子/訳
28×22/40ページ
本体1500円

 

 

 

 

 

 

「子どもたちの未来をひらいた図書館の絵本」のページに戻る