黄色いハートをつけたイヌ


■黄色いハートをつけたイヌ

ユッタ・リヒター=作
松沢あさか=訳
陣崎草子=画

定価:本体1500円+税
判型・体裁:四六判/192ページ
発行年月:2007年8月
ISBN978-4-378-00797-7
NDC943


イヌという名の犬が語る「創世記」。
あなたの知らない楽園のこと、創造主のこと、
そして人間誕生の話
【内容】
「聞こえてる」イヌは足をなめ続ける。
「聞こえてて、しゃべれるけれど、しゃべりたくなきゃしゃべらないわけだね」
「そのとおり、いつでもしゃべるってわけじゃない」
 ……夏ならば野良犬暮らしは自由で楽しい。しかし秋には暖かい寝床が恋しくなる。飼い犬になりたいイヌは、人間の子どもたちに、ふしぎなお話を語り始めた……自分が以前、どんなところに住んでいたのか? 世界はどのように始まり、人間はだれの手で作られたのか?
【作者】ユッタ・リヒター
1955年、ドイツ西部のミュンスター地方生まれ。カトリック神学、ドイツ学、ジャーナリズムを専攻。1978年から作家としてミュンスター近郊に居をかまえる。『黄色いハートをつけたイヌ』は、1999年ドイツ児童文学賞最終候補となる。また、2001年、『クモの手なずけ方をおぼえた日』(未訳)で、ドイツ児童文学賞を受賞。

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